自転車利用者も通ることを想定している。
だから、階段がゆるい上に
自転車を押して上り下りできるように
スロープが併設されている。
自転車の部分は
滑りにくいコンクリート仕上げ。
2段式になっている。
ステンレスの巾木(というには、ずいぶん幅がある)が
しっかり取り付いている。
下り部分。
「自転車は押して通ってね」のサインと一緒に。
ここを乗って降りようとする輩も
いるんだろうなぁ。
下から見上げると、えらく緩やかに見えるのであるが
上から見下ろすと、そうでもない。
スキー場のゲレンデも、そんな感じかも。
なお、手すりの中ほどにうねうねしているのは
工事用の仮設給水のポリエチレン管だ。
そう、ほぼ出来上がりつつあるとはいえ、
まだ供用前の現場であった。
踊り場部分の納まり。
コーナーガードも、確かに必要だろう。
そのままレンガだったら、
絶対すぐに欠けてしまうだろう。
この類の施設は、
建築物と構造物のハイブリッドのような感じ。
建築基準法の適用を受けるにしても、
「通路」であることから「道路法」やら何やら
ふつうの「建築」では縁のない規定にもお世話になる。
たまにこういうのも、面白いものだ。
(「階段脇にある自転車用のスロープ」おわり)