2018年12月21日

ニッカウヰスキー余市蒸溜所

北海道余市町に、
ニッカウヰスキー余市蒸溜所』が存在している。


観光地として、それなりに知られていたが、
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で一気に知名度が高まり
今や海外からの観光客も多く訪れる場所となっている。


少し季節を遡った頃に訪れた。

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古くからの石造りの建物に手を入れつつ
現在でも使用している。

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当然、屋根を葺き替えたり、傷んだ部分を補修したりして
かなり手が加わっているのであろう。

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それでも、全体の雰囲気をうまく作り出しているように感じる。



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最初からあったもの、
後付のもの、
修理したもの、
撤去したもの、
いちいちわからないけれど、
頑張って痕跡を探してみると
何となくわかった気になる部分もある。

さっぱりわからん部分も、
少なくはない。



1934年(昭和9年)に『大日本果汁株式会社』の
余市工場が出来てから、さまざまな試練を経て
現在がある。

現在は、アサヒビールのグループ会社となっているようだ。

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現代の日本ならいざしらず、
昭和初期の北海道で起業することの
何と大変であったことだろうか。

正直、想像もつかない。

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大抵、この手の施設に来ると
時間の許す限り、じっくり見入ってしまう。

何組もの観光客が、
足早に通り過ぎていくのを横目にしつつ。



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新旧様々な、雑多な組み合わせの構内。

そして、展示スペース以外は基本的に
現役で稼働しているのである。

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配管やら装置類やら構造物やら
後から後から付加されて
現代に必要とされる機能を果たすようになっている。

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この鉄骨階段、
ずいぶん急である。

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元々は無かったはずの、
配管やらダクトやら電気モノやら
たくさん見ることができる。

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蒸溜している建屋もあって、
入口付近から眺めることができたりする。

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ふつうに、働いている人たちがいる中、
大勢の観光客が来ては去り、来ては去り。



ウヰスキーのスモーキーフレーバーは
これで付けるらしい。

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「お手を触れずに」というのは良く見るが、
「お手に取って」というのは少ないかも。



屋根からの落雪(氷)で
窓ガラスが割れるのを防ぐための、
養生板。

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FF式の暖房機か給湯器か、
給排気トップを通気の良い場所まで
伸ばしてきたようである。

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この上に雪が積もらないように
ちゃんと傾斜屋根が取り付けられている。



京都・奈良のような古い古〜い歴史ではないけれど
北海道各所にも時代を映す記念となる場所や建物が
多数遺されている。

和人以外の先住諸民族の痕跡も、
そこかしこに遺されている。

これはこれで、
大変興味深いものなのである。
(「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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