ダクトだけではなくて
長い長〜い配管も通されている。
こんな感じに。
「配管」というタイトルだけれども、
電気用の「ケーブル」も共に通されている。
とりあえずは、
躯体に鋼材を打ち付けて
配管の支持を取っている。
そして、配管の接合は
「ハウジング形継手」
である。
日本ヴィクトリックとか
タイヨージョイントとか
そういうところで出しているやつ。
ねじ切り加工をしなくても良いので
施工性が良い。
解体も早い。
(数年間使うとは言え、仮設だから……)
ハウジング形継手は
少々の可撓性があって
ある程度曲げられるし
変位も吸収できたりするのだが
動きが大きいと想定される部分には
それを吸収できるように
蛇腹管を使ってあったりする。
ところどころ、
機械置き場(主として電気設備系とのこと)が設けてあって、
その前面も配管は通過しなくてはならない。
配管は、そのまま。
下部ケーブルも、そのまま。
上部ケーブルだけは、
開口部を迂回している。
ベルコン同様に、
トンネル内面の作業が進んでくると
側面からの支持が取れなくなって
「床ころがし」状態になる。
この配管の長さも、
すごいことになっている。
システムとしては、
そんなに複雑じゃないけれど
これだけの長さになると
「建築設備」とは別物だ。
でも「せつび」の仲間が見られて、
良かった!
(「トンネル掘削現場の長〜い配管」おわり)