2018年12月12日

後志トンネルの施工現場

発破をかけて掘り進んだあとのトンネルは
もちろんそのままでは済まされない。

セメントを吹き付け、
ロックボルトを打ち込んだ後の段階がある。


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このあと、鋼材の支保工を取り付ける。
地山が堅固である時には不要だったりする。


支保工用の、鋼材。

shrbshtnnlskugnb3.JPG


この曲率の鋼材を鉄工所に発注して
出来次第順次搬入するのだろう。

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隣のトラックの荷台にあったのは、
ロックボルトかな?
(よくわからなかった)

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支保工が、結構密に並んでいる部分もある。

shrbshtnnlskugnb2.JPG

地山の状況に応じて、決めていくのだろうか。



支保工の部分に、シートがかけられて。

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そして、内面全体を防水シートで覆う。

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下部の仕上がりは、こんな感じ。

shrbshtnnlskugnb8.JPG



上部。

shrbshtnnlskugnb9.JPG

換気ダクトも、写っている。



この内側に、覆工コンクリートを打設していくという。


配管で言えば、
ライニングをかけるようなものだが
とにかく太さが違う。

スケールが違うと、
3次元的には(そして、物体の質量は)
3乗増しになっていくから
考え方が全く違うものになっていく。


地山からの、凄まじいばかりの土圧によって
トンネルは徐々に変形していく。
ある程度安定してから覆工コンクリート打設をするということだが
安定の様子を見るために、ひずみ計が設置されている。

もちろん、落盤事故などあっても大変だし、
常時監視は必須であろう。



トンネル施工のアニメーション動画があった。


トンネルごとに工法の差はあるのだが
大まかなイメージは掴めると思う。

2分ちょい、いかがだろうか?
(「後志トンネルの施工現場」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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