2018年12月10日

後志トンネルの抗口

後志(しりべし)自動車道ついでに。

北海道新幹線の新函館北斗〜札幌間が施工中である。

その中の、後志トンネルを見てきた。
何回かに分けて、ご紹介する。


長大トンネルゆえ、1本のトンネルを3工区に分けて発注・掘削している。

訪れたのは、そのうちの北上沢工区。

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地質図、概要その他を記した掲示板が掲げてある。



現場事務所のほかに、生コンプラント。

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何せ、大量のコンクリートを使用するのだ。

ひっきりなしに、車両が往来する。

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そして、その脇には斜坑の抗口。

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掘削(発破だが)した岩石片を
ベルトコンベアで搬出している。

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坑内〜斜坑〜坑外と
ベルトコンベア(略してベルコン)をつないで
送っていく。

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キロメートル単位での運搬になるが
連続して大量の搬出が可能である。

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搬出されたものは、
更に運ばれて

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性状に応じて、
処分場に運ばれたり、
現地に積み上げられたりする。

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火山岩の山体を掘り進んだものであると
重金属が含有していることも少なくない。

そういうものは、むやみに処分できない。



とにかく、何をするにも、
建築とくらべて規模がデカい。

建築の、こまごましたものも良いのだが、
たまに大きなスケールのものも目にしてみたくなる。

いろいろな示唆を得ることができるし
何より『楽しい』。

建設業を疎む方もおられるが
しかし我が国のインフラは
このような形で一般の人の目に触れないところで
多大な労力、技術、費用を投じ続けて来た結果
構築されてきたものでもある。

そもそもの必要性であったり、
費用対効果であったり、
地元の賛成反対があったり、
プロジェクトの実現に至るまでに
さまざまな政治的な決着があるわけなのだが
「造る」と決まれば、鋭意一所懸命に造るのみである。

少なくとも、現場の技術者、労働者にとっては。



青森〜新函館北斗間が赤字続きであり
JR北海道のあり方について議論が喧しいのは
それはそれで重要な問題ではある。

ともあれ、
現場では作業が進んでいるのである。
(「後志トンネルの抗口」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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