今月開通する。
『後志』は、『しりべし』と読む。
建設中の道路を見る機会があった。
小樽塩谷IC付近。
「建築」の現場とは、
スケールが違うのである。
広〜い場所に、作業するひとたちが点々と。
資材関係も、
おんなじモノがいっぱい積んである。
道路部分。
路肩に立つポールと、
縁石のようなアスファルトの塊。
ポールが抜いてある場所があったり。
速度標識が立てられているところもあった。
フードは、日射や降雪を避けるため?
今どきの道路には、
電線管も多数埋まっているようだ。
あちこちに、マンホールやハンドホールや
電線管の立ち上げが見られる。
縁石代わりのアスファルト塊は
そこかしこに作って置いてあった。
一部崩れているのは、
崩れちゃったのか、崩したのか
良くわからない。
こういうのは、解説してくれる人が居なきゃ
わかりゃしない。
これは、断面。
どこをどう見ても、
アスファルトの塊である。
こういう型でもあるんだろうか。
道路脇の皿型側溝は、
延々と続くのだ。
建築物周りの駐車場とは
わけが違う。
と、その脇には
謎の「何か」。
これだった。
なるほど。
盛土部分も
盛りっぷりがなかなかすごい。
きっと、高規格道路だったら
ごく当たり前なんだろう。
けど、ケンチクではあまり見ない。
道路脇に、様々な資材が据えて或いは置いてあって
見た感じ、「せつび」的なモノは
照明と表示と排水くらいだろうか。
表示用のポールも、ゴツい。
ポール下部のアンカーも
スゴい。
まあ、これくらいなら広めの駐車場には
立っているか。
基礎のコンクリートの質が
ケンチクのものとは異なるのだろう。
おお、そうだ、
非常電話も備えられるのだった。
今どきの道路は、
ただ砂利敷いてアスファルトで舗装するだけのものではない。
そもそもここまで盛土して
バビッと線形を造り上げるのには
かなりの時間がかかるのだ。
「ケンチク」ほどこまごましていなくて
長モノの数量もキロメートル単位で
工期も長くて金額もデカイ。
土木工事は
そのスケール感で
ケンチクを圧倒する。
それはそれで、
面白そうである。
「せつび」が面白いのは
言うまでもないのであるが。
(「後志自動車道の建設現場」おわり)