目立った航空会社がなかったのだと思う。
しかるに昨今は
次々と、さまざまな航空会社が設立され或いは乗り入れられ
空港はなかなか賑やかである。
アジアの翼として、東南アジア一帯で運行しているエアアジアは
2011〜2013年にANAグループと合弁で日本国内に参入したのであるが
ほどなく撤退してしまった。
エアアジアブランドの使用をやめ「バニラエア」として運行しているが
これもピーチ・アビエーションに吸収されるようである。
エアアジア・ジャパンが、改めて日本国内での運行を再開してから暫く経つ。
このたび、搭乗の機会を得た。
この手のLCCは
ボーディングブリッジを使用しないで
機体近くまでバスで行き、
パッセンジャーステップカー(タラップ車とか、階段車とか)で
乗り込むことも多い。
窓際に座るか、通路側に座るか、
それぞれにメリットがあるのであるが
この時は窓際であった。
主翼が良く見える位置である。
先っぽがぐにゃりと曲がったウイングレットは
今や当たり前のようになった。
これで、翼端抵抗が減るんだそうだ。
天気が良いと、地形がよく見える。
日本地図を脳内に投影しながら
山や川や都市の名称を思い起こすのもまた、善し。
着陸時は、思い切りせり出したフラップや
一斉に跳ね上がるスポイラーを見ることができたりする。
飛行機は、メカの粋でもある。
建築における「設備」とはだいぶ方向性が異なる。
それもまた、興味深いところである。
ああ今日は、単に飛行機の話だ。
エアアジア・ジャパンに限らないことばかりだ。
まあ、いいや。
しかし、だ。
このデカイもの、重たいモノが飛ぶのだ。
(まだ、これは小さい機体ではある)
すごいことだ。
(「エアアジア・ジャパン、ふたたび」おわり)
【関連する記事】