2018年10月19日

北海道大学植物園内の博物館

北海道大学植物園の園内には
博物館もあって。


博物館自体が、重要文化財でもある。
『現役の博物館建築としては国内最古である』と記されている。

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洋風の建築物として、
なかなか趣のある建物である。

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洋風で和風な、
そんな感じ。

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この頃は、
現代のようないろんな製品が無かったから、
一つ一つの部品、装飾を
手作りしていったんだろうなぁと
感慨に耽りそうになる。

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いちいち、
装飾がついているのだ。

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そして、
手描きの図面にて
その意図が表現されていたのだ。

現代の建築とは、
全く別の代物と言えるのではなかろうか。



さて、館内は小ぢんまりとしており展示物もそう多くはないのであるが
植物園内の施設で「北海道らしさ」を感じることができるのは
確かである。

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たとえば、入口すぐに立ち上がる、ヒグマ。

こういう、ショーケース的な箱に
剥製が並んでいる。



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ツルだったり。



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エゾオオカミだったり。

こんな連中が群れなしていた頃は
人間(や家畜)の生活も厳しかったであろう。

この2体は
明治初期に札幌市内で捕獲されたものであるという。

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カラフト犬『タロ』も、いる。

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そう、南極で共に生き残っていた『ジロ』は
ハチ公と一緒に、上野にいるのである。

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中に入ることの出来る建物は博物館だけであるが
他にも重要文化財や登録有形文化財に指定されている建物が数棟、
移築保存されている。

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植物園の植物と博物館の標本などをすべて見始めると
「ちょっとした空き時間に」眺める程度では済まなくなる。

本腰を入れてじっくり観察しなければならなくなる。



だから「ちょっとした時間」の時には、
エリアを決めて「この辺だけ観る」ようにしたら良いのかも知れない。

残りは、また違う機会があれば。



しかし、「また機会があれば」というところが
たくさんあり過ぎるなぁ。

人生、短か過ぎる。

せめて、1000年くらいあれば
何度でも、何箇所でも、
心ゆくまでに見られように。


……とは、言うまい。

しっかり観られれば、僥倖、
ちょろっとした見られなくても、それはそれで良し。

物事、それくらいが丁度良いのだろう。
(「北海道大学植物園内の博物館」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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