2018年10月09日

CCSって何?

二酸化炭素排出による
地球温暖化が危惧されて久しい。

放射性廃棄物や有毒化合物とは異なり
濃度が高くなければ日常生活上何の害にもならない二酸化炭素であるが
化石燃料の大量消費による大量放出が
地球環境全体に多大な影響を及ぼすとして
その削減が叫ばれている。


その対策の一つとして
『CCS』なるものがある。

Carbon dioxide Capture and Storage の略で
「二酸化炭素を集めて貯留する」ということだ



北海道苫小牧市において、その実証試験が行われているが、
そこを見せていただく機会を得た。



構内を巡り、いろいろと見たのではあるが
「撮影禁止」だったり「ネット公開禁止」だったりするので
ここにアップすることはできない。



よって、ロビーにある展示模型のご紹介にとどめておく。

tmkmiccsjsshujkkn1.JPG

CCSのイメージ模型。

泥岩などの遮蔽層に挟まれた、砂岩などの貯留槽に
超臨界状態の二酸化炭素を、地層中に注入する様子を示している。



この模型の製作費が気になるのだが。

tmkmiccsjsshujkkn2.JPG

詳しくは、日本CCS調査株式会社のWEBページの図を参照いただきたい。



30インチの配管は
普通の「せつび」で見ることはない。

tmkmiccsjsshujkkn3.JPG



実証試験において、
浅い部分の貯留槽にはうまく貯留できているが
深い層にはあまり入っていかない状況であるということだ。
2020年度まで検証が行われる。



この試験では、次のことを実証しようとしているという。

 ・CCSシステムは安全で信頼できる
 ・自然地震が発生しても、貯留した二酸化炭素に影響が及ばない
 ・二酸化炭素の圧入によって地震が発生することはない



苫小牧での圧入目標は30万トンで、
2018年8月末までに、20万トン以上の圧入が進められている。

この試験と並行して、
国内において1億トン貯留できる適地を
3ヶ所以上見つけようと調査を進めているという。



日本の二酸化炭素排出量は、
全世界の約3.5%、約12億600万トンとされている(2016年度)。
全国地球温暖化防止活動推進センター


森林による吸収増を目指すだけではなく、
CCSのような手法も実用化されていくのかも知れない。


試験データなどは、随時公表されているようなので
興味のある方はご参照いただきたい。


さて皆さんは、
『CCS』について、どうお考えであろうか?
(「CCSって何?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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