2018年10月08日

天井裏にひしめく、せつびたち

改修工事の調査では
天井内を見ることも多い。

そこには、
いろいろなせつびたちが潜んでいる。


天井点検口を開けるところから
調査が始まる。

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開けた瞬間から、
電線がこぼれてきそうだ。



点検口のすぐ上に、
ファンコンベクターが納まっている。

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機器と天井下地との隙間は
そんなに広くはない。

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天井面には吹出口・吸込口として見えるだけであるが
それにつながる四角いダクトと
ダクトを受ける直方体のボックスとが
天井内に納まっている。

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亜鉛メッキ鋼板の独特の結晶模様が美しい!?

天井面に這い回る、電線・ケーブルの類。

配管やダクトや埋込照明器具など
所狭しとその存在を主張する。



天井面に「ころがし」てあるケーブルを除き
すべては天井上のコンクリートスラブから
吊っているのだ。

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配管屋さん、ダクト屋さん、電気屋さん、保温屋さん……
いろんな職種の方々が入り乱れて
これらのモノを設置していって、
その後、天井下地や天井仕上材が貼られて
できあがる。

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天井埋込のダウンライトは
天井内にこのように突き出してくる。

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この建物の天井内スペースはえらく広いけれども
階高があまりなくて天井内に余裕が無かったりすると
ダウンライト埋込寸法すら取れないこともある。


天井内の梁を貫通する配管も見られる。

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吊り棒が斜めだったり、
ケーブルがだらしなく垂れ下がっていたり、
逆にしっかり整線されていたり、
区画貫通部に金属電線管が設けられていたり、
配管のネジ部やコンクリート貫通部分に錆止めが塗ってあったり、
天井内の梁と梁との間隔が妙に狭かったり。

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結構飽きることなく
いつまででも眺めていられたりする、天井内。

本来の調査目的を
うっかり忘れてしまわないように気をつけたい。

フィルムカメラじゃないから
とにかくいろいろと、何枚も写真を撮っておくと
後々助かったりすることも多いから
とにかく撮りまくることにしている。

そうすると、こうやって時々ご紹介できたりもするのだ。
(「天井裏にひしめく、せつびたち」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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