必ず探す、ルーフドレン金物。
いろいろ、情けな〜い事になってるヤツもあるし、
しっかりと手入れされているものもある。
まあ、いろいろなんだ。
さて先日も、
上がってきましたよ。
なんか、きれいな玉砂利で覆われてるみたい。
本来の金物の上に、
ザルか何か、かぶせてありますね?
そこに這い寄る、
黒いケーブル。
屋上パラペットに設けられたコンセントから
電源を取っている。
これは、雨水配管の内部が凍ってしまわないようにする
凍結防止ヒーター。
設定温度以下になると、通電する。
寒い地域だと、
雨水配管が『氷柱』になっちゃうから。
そうしたら、もう何も流れない。
それじゃ困るから、
水が流れるだけの隙間は確保しておく。
そのための、ヒーター。
設定温度以上の時には切れているし、
温くなるまで温めるわけじゃないけど
稼働中は結構電気を食うのだ。
ヒーターの入れ方にはいろいろあるけれど、
こんなふうに屋上から直接放り込んでいるのは
あまり見ない。
どちらかと言うと、
屋根の下部、天井内で配管に分岐を設けて
そこから挿入してあることが多いように思う。
コンセントも、天井内に設ける。
そのほうが、スッキリするし、
傷みにくそうだ。
新潟くらいまでだと、
水を流して解かす方法もあるが
もっと北のほうに行くと、それじゃ通用しなくなる。
流した水が、どんどん凍ってしまうからだ。
建物が支笏湖氷濤まつりのようになってしまっては困るし。
(「ルーフドレンの凍結防止ヒーター」おわり)
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