2018年10月02日

小樽市総合博物館本館の展示車両

小樽市総合博物館本館には、
多くの車両が展示されている。


かつて国鉄で
実際に使われていた車両が多数保存されている。

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特別急行『北海』。
かつて札幌と函館とを、小樽・倶知安回りで結んでいた特急だ。

現在の札幌-函館間の特急は、千歳・室蘭・登別回りのものしか
運行されていないが、かつては2方向あったのだ。



客車内部も、
展示用に一部改変等されながらも保存されている。

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普通列車の座席は
懐かしく感じる方もおられよう。

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『お座敷列車』のようなものも
走っていた。

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洗面所も残されている。

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中央に、本来の水栓があるのと同時に
展示用に水道を引っ張ってきているから
蛇口が2つ、という妙な状態になっている。

上部にあるボタンを押すと、
長い方の水栓から水が出てくるのだが、
使う度に水抜きが行われるしくみだ。
北海道水道機材株式会社」は
小樽市にある寒冷地用給水器具のメーカーである。



国鉄が民営化されてからもうだいぶ経過しているから
車体の劣化も進んでいる。

そして、展示の用に足りるよう、
いろいろな「せつび」が付加されている。

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先ほどの水道のほか、
水道があるということは下水も存在し、
冷暖房やガスが設けられている様子がわかる。



郵便車など、旅客用以外の車両展示もある。

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救援車に、ストーブは欠かせない。

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ダルマストーブ用に煙突も設けられている。
燃料も積み込んでおかねばならない。



積雪地ゆえ、
除雪車両も多い。

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かつて活躍した実際の車両が、
これでもかと置かれている。

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長万部(おしゃまんべ)は
小学生が地図の地名探しをする際の
人気の名ではあるまいか。



これらの車両、
塗装などのメンテナンスは時々なされるとは言え、
年々古びて朽ちてゆく。

見られるうちに、
見ておいたら良いかも知れない。
(「小樽市総合博物館本館の展示車両」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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