水抜栓やドレンバルブを操作して
配管内の水を抜くのであるが、
細い配管の中の水はなかなか抜けにくいものである。
で、水抜栓を操作した後に
各水栓を開いて空気が入るようにすると
管内の水が抜けやすくなる。
系統の水栓数が少ないならば、そんなに手間ではないけれど
たくさんある場合には面倒くさい。
面倒くさいだけではなくて、
水がうまく抜けないまま内部で凍結してしまうと
とても面倒なことになる。
トイレのロータンクも、
洗浄レバーに水抜用のロックボタンがついていたりする。
とあるトイレで、
あまり見かけないモノを見た。
吸気弁付の止水栓である。
管内が負圧になると
自動的に吸気されて水抜きしやすくなる仕組み。
(ちょっとボケていてすみません)
今どき、
「トイレ 水抜き」で検索すると
動画で水抜きの仕方がわかる。
寒冷地に引っ越す際には不動産会社からも説明があろう。
自治体やメーカーや不動産管理会社のページに
いろいろな情報が掲載されている。
冬 → 水抜き
ということを考えておいていただきたい。
この止水栓のメーカーは、ここ。
普段温暖地におられる設計者が
寒冷地の物件の設計をする際にも
積雪・凍結対策には留意が必要だ。
近年、地球温暖化に伴って(?)
首都圏でも氷点下になり、水道凍結事故が
相次ぐようになってきたようだ。
もっと温暖化が進めば(!)
首都圏でも水抜栓が標準設計になるかも!?
(「吸気弁付止水栓」おわり)
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