こんな換気機器とダクトとを
天井に吊っていく。
スパイラルダクトと機器本体とは
フレキシブルダクトでつないでいるのだ。
これらを吊った後に
天井下地を組み上げていく。
ダクト屋さんだけじゃなくて、
配管屋さんや電気屋さんも入れ替わり立ち替わり
入ってきては仕事を進めていく。
本数で数えるなら、
電気設備のほうが余程多い。
換気機器のために
天井下地材をカットするのだが
カットした部分が弱くなってしまわないように
「天井開口補強」を設ける。
何せ、ここに天井板を貼り付けていかなくちゃ
ならないのだから。
ダクトを施工している最中。
冷たい空気が通るダクトには
結露防止のために、断熱材を巻く。
暖めた空調空気の場合も
冷めないように保温する。
ダクトも配管も、
天井内にあるものは軒並み「吊り棒」で吊られている。
そんなに太くないケーブルは
天井下地やダクト、配管などの吊材を利用して
支持を取る。
最後、
外壁の空気取り入れ口または排気口として
フードを付ける。
これの形状や色や、
納まり(外壁が段々の仕上げだし)も
面倒な場合がある。
フード廻りのシーリングの上手い下手も
仕上がりの美観に直結する。
不完全なシーリングだと
そこから雨水が入ってきて
屋内を汚すだけではなく
各所の劣化を早めてしまうこととなる。
侮ることはできないのだ。
(「ダクト設置工事中」おわり)