石屋製菓株式会社の
工場であり、テーマパークであるような
そんな施設。
北海道土産の定番の一つとも言える
『白い恋人』を生産しているところなのだ。
道路を挟んだ隣には
宮の沢白い恋人サッカー場がある。
石屋製菓は、北海道コンサドーレ札幌のオフィシャルスポンサーなのである。
ユニフォームにロゴがつけられているので
サッカーを観る方々にとってはお馴染みかも知れない。
『白い恋人』とは
クッキーでホワイトチョコレートをはさんだ
ラング・ド・シャ(langue de chat)。
フランス語で『猫の舌』の意味を持つ名称の焼き菓子である。
『黒い恋人』とか
『赤い恋人』とか
『面白い恋人』とか
『○○の恋人』とか
『白い○○』とか
類似名称の類似品が
いたるところにあったりする。
欧州の町並みの雰囲気を醸し出す
不思議な建物群。
こういうデザインの設計って
結構特殊技能であるような気がする。
庭園もまた
欧風風情。
どこの街のお菓子屋さん? って感じ。
屋内には
挟んであるチョコレートの蘊蓄が
展示してあったりする。
日本語、英語、中国語(簡体字)は
もはや必須。
さまざまな言語が飛び交う
施設内であった。
日本語にしても
各地の方言満載で
「北海道の観光地」のつもりで行くと
少し違和感があるかも知れない。
飴を作っている様子も見られる。
これを伸ばして輪切りにすると
「スイカ」飴になる。
さまざまな色の飴が袋売りされているし
時々「試食でぇ〜す」と配ってもくれる。
社長さんの趣味らしいのだが
昔のブリキのおもちゃが
大量に所蔵されているようだ。
カフェのあちこちに
展示してある。
カフェのテーブルは
ボードゲームだ。
バックギャモンであったり
チェス盤であったり。
ただし、インテリアとして使用しているだけであって
これで遊ぶことは出来ない。
カフェ上部の織り上げ天井部分が
制気口として使われているように見える。
こういうのも、いいね。
屋上駐車場には
さまざまな設備。
こっちのほうも、見ていて楽しい。
「うなぎ屋」じゃないが
甘い香りの排気が出てくるために
食欲や購買欲を誘うのではなかろうか。
敢えて、
駐車場に出しているんじゃなかろうか。
そう思えるくらいの
甘い、甘〜い、
屋上駐車場なのである。
積雪寒冷地お約束の
「パラペットからの落雪で潰れたダクト」
外壁から生えてくる部分だけ
板厚を厚くしたほうが良いのかもしれない。
(「白い恋人たちの公園?」おわり)