2018年07月26日

赤井川村郷土資料館のメカたち

赤井川村郷土資料館の展示品の中には
さまざまな「メカ」たちが存在している。

農機具なんだけれど。

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脱穀用の、「唐臼(からうす)」の模型。

展示用に製作したのか、
誰かが記念に作ったのか、
そのあたりの事情は全くわからない。



『万能自動播種機』と記載がある。

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種を入れてコロコロ転がしていくと
パラパラと種が播かさる(まかさる)のだそうだ。

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余談ではあるが
なぜか北海道では
「〜する」と表現するところを「〜さる」という言い方をするようだ。
受身形なのだ。

「ガラスを割っちゃった」とは言わずに
「ガラスが割らさった」という感じ。

自分が割ったんじゃなくって
ガラスが割れちゃったんだよ、というイメージ。



これは、『唐箕(とうみ)』

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通風して玄米と籾殻とを分離するのだ。

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何台か、置いてある。



これには『亜麻播種器』という札が下がっている。

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先ほどの『万能〜』ではダメなのだろうか。
亜麻専用のようである。



縄をなう機械も何台か。

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実際に藁を挿入してハンドルを回し
縄を作っていくことができる。

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オリジナルはあちこちの部品が傷んで
うまく動かなかったので、
何台かある展示物の部品をやりくりして
1台稼働可能な状態にしたのだそうだ。

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いかにも、メカメカしい。

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目の前で、ギリギリと縄が伸び
ドラムに巻き取られていく。

イベント時などで時々持ち出しては
小学生などに見せるらしい。



時代がだいぶ下った感じのメカもある。

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『ミスト機』

国産品だね。



播種器もソリも唐箕もエンジンも
何でもござれ、だ。

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もう、何がなんだか。

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古〜い感じの、ラジオ。

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『昭和期』という、
戦前戦後さえひっくるめた
大雑把な時代感。



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キャノン製の電卓。

電卓博物館に並んでいるであろう逸品。

重くて、でかくて、高価であったのだろう。

似たような機種で、
約20kg、40万円なんていう情報が載っていたりする。



かように、
時代も品目もバラバラだけれども
とても楽しいメカたちなのだ。
(「赤井川村郷土資料館のメカたち」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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