館内ももちろん、
興味深いモノたちがいっぱいだ。
たとえば、
ジャンボ胴体の輪切り。
”建築物”とは異なる種類の
機能美がそこにある。
床下空間に収納された
配管やケーブルやダクトの類。
構造材の開口は補強も
建築に似ているようでかなり違う。
リベット接合だし。
そもそも空中を飛翔するものであるから
力のかかり具合もぜんぜん違うことであろう。
恐らく、
数多の事故から教訓を得つつ
改良に改良を重ねて現在があるのであろう。
展示されているジャンボは、
その過程の一部を表しているに違いない。
建物よりもシビアな環境下で使用されるわけであるから
細かい細工の一つ一つに
建築よりも深い存在理由が込められているものと思われる。
こんな角度から見る機会は他にあるまい。
これは、何だっけ。
何かに興味を引かれて撮ったものであるが。
翼部分だったかな?
このホールの中央には
ミニチュア(と言っても大きいが)のジャンボ機が据えてあって
シミュレーターで操作することができる。
人気のアトラクションのようだ。
空港の模型も展示されているが
縮尺1/800でこのサイズである。
感覚が変になる。
屋上からの眺め。
屋外の各種機体が見える。
空港側を見ると、
格納庫が見える。
カーゴ機が
ずらりと並んでいるが。
この日は、稼働してなかったのか?
航空科学博物館は、
なかなか楽しい場所である。
(「航空科学博物館の屋内展示」おわり)