側面にひっそりと何かがついている。
あまり見慣れないモノなのであるが
何かの本体にダクトがつながっていて
下部の配管からガスが供給されているようである。
正面についているのは、排気トップだろう。
下から覗いてみると、
防虫網がついているし、
どうやら外気の取入口のように思われる。
ガス管と、ケーブルの接続口は
右側面に。
外気取入口には
フィルターも装着されているようだ。
機器銘板を見てみる。
要するに、三菱重工である。
どうせ厨房にガスを使うから
取り入れ外気の加熱にも使おう、という趣旨のようだ。
ガスボンベ庫。
排気用と思われるダクトは
屋上に立ち上げてある。
冬期の外気は冷たいから
厨房排気の補償として取り入れる外気は
加熱したら良いに決まっている。
決まっているのだが、
「どうせすぐ排気で捨ててしまう空気を、
わざわざ暖めるのも勿体無い」
という側面もある。
イニシャル、ランニングのコストにも大きく関わるから
とてもとても悩ましい問題なのである。
(「冬の外気は冷たいから、暖めてから入れましょ」おわり)