それよりも低い建物の屋上が見えることがある。
そんなとき、
普段見えないものが
いろいろと視界に入ってくる。
たとえば、
屋上にファンが乗っかっていたり。
焼き肉をするので、
その排気か何かなのであろう。
エアコンの室外機も、
散在している。
と、隣の高めのビルの屋上は
賑やかそうだ。
大きめの室外機(防雪フード付き)が
ずらっと並んでいて、
発電機も並んで乗せられている。
屋上に、結構な荷重が
かかっているようだ。
反対側のビルはと見れば、
外壁側を這い上がっているダクトと
(ファンは隠れて見えないけれど)
発電機と、
ヒートポンプチラーであろうか?
ダイキンのマークが見て取れる。
目的の場所に向かって
まっしぐらに進むのも良いけれど
ちょっと窓の外を見てみるくらいの余裕があっても
良いかも知れない。
建築に関わる者、設備に関わる者として
いろんな実物を観察して
楽しんだら良いんじゃなかろうか。
まあ、単にワタクシの趣味なんだけれども。
「なんか乗ってる」
それだけでも意識に留まってくると面白いものだけれども
それが何物で、どんな機能を果たしていて
全体像が一体どうなっているんだろうと想像してみる。
そしたら、
もっと楽しくなってくるんじゃなかろうか。
まあ、そこまでくると
所謂せつびオタクだね。
オタク万歳。
技術屋はようするに、
それぞれの分野のオタクなのだ。
誰が何と言おうと、構わないのだ。
その分野が好きで、面白くって、楽しくって
病みつきになっているんだ。
『技術立国』なんて、
お上から言われて頑張るようなものじゃ
ないんだな。
(「屋上にファンなどが乗せてある」おわり)