順路の中に、
ブックラウンジがある。
建築に関するいろんな本が並べてあって、
椅子とテーブルとがあって、
じっくりと腰を据えて探求することが可能だ。
《ブックラウンジ》
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止2.1日本」ライセンスで
ライセンスされています。
可能だが、そうしている人は見掛けなかった。
休憩がてら座っている方が
数名いる程度なのであった。
順路はまだまだ続くし、
こんな書物を読み始めようものなら
じきに閉館時間になってしまうだろう。
このコーナー自体が
展示物のようなものでもある。
上の写真で、さり気なく置いてある椅子であるが、
剣持勇や長大作や丹下健三による
名作椅子の実物だったりする。
丸いのは、剣持勇の作品。
香川県立体育館からの借り物らしい。
背もたれ付きの椅子は、長大作の作品。
改修中の香川県庁舎から借りてきた
丹下健三の椅子もあったらしいが……
写真と意識に残っていない。残念ながら。
もしここにカフェでもあったなら
根が生えてしまったかも知れない。
まあでも、
どだい午後からの仕事があるついでに
朝早くから出立して朝イチで入館して
そそくさと見て回る身である。
カフェがあっても
滞在する時間は無かったので
同じことだ。
でも、
カフェも時間もあったなら、
何と贅沢な空間であったことだろう。
まあ、無い物ねだりをしても致し方ない。
十分に、贅沢な時間を満喫できているではないか。
そしてまだ、展示は続くのである。
昼までに可能な限り詳細に観たいものだ!
(「こんなところで寛いで、コーヒーでも」おわり)