脇には、止水栓やらマンホールやらあって。
道路に面した裏面には、換気フードと
点検扉まである。
大きいフードは、換気用。
小さいフードは、通気管だろうか。
『通気金物』という製品が存在するが、
換気用のフードを通気金物替わりに使用する例も
多くなったように思う。
洋風便器ブース。
センサー式のフラッシュバルブだ。
バルブ本体は、ライニングの点検扉の中に格納されているのであろう。
手すりも、たくさんついている。
和風便器ブース。
こちらも、センサー式のフラッシュバルブだ。
しゃがむ、立つために掴む、タテの手すりと
しゃがんだ際に掴む、ヨコの手すり。
詰まったときに掃除しやすいように、
掃除口付の便器が採用されている。
小便器。
下部床には、汚垂石。
掃除がしやすいように、
便器本体は壁掛形だ。
手すりは、1箇所のみ。
上部に、換気の吸込口が設けられている。
間接照明用のボックスがあるのだったら、
天井面に吸込口をつけなくても良いのではないだろうか。
隣の鍵付きブースには、
掃除用流しが入っているのであろう。
洗面コーナー。
カウンターはめ込み形の洗面器で
自動水栓となっている。
カウンターにも、手すりがついている。
排水管には、トラップが無い。
公園のトイレだから、
冬期間にトラップが凍ってしまうのを避けるためであろうか?
水道管は大丈夫なのか?
当然、系統に「トラップ無し」というわけはあるまい。
ピット内か、排水桝内でトラップを組んでいるはずだ。
カウンター下部に吸込口がついているのは
珍しいように思う。
他で見た記憶はない。
せっかくなら、
もうちょっと奥に付けたかったような気がする。
たかが(?)トイレだが、
場所場所で結構細工が異なっている。
意匠だけではなくて、
設備的な細工が異なるのである。
そんな違いを眺めてみるのも面白いものだ。
(「公園に建てられたトイレ」おわり)
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