その名も「ビート資料館」。
ちょっと名のしれたパン屋さん「麦音(むぎおと)」の隣にある。
この日は28℃くらいまで気温が上がったのであるが
まだ雪が残っていた。
前庭広場は、
無駄なくらいゆったりしている。
巨大な動輪が置いてある。
資料館を入り受付(入館は有料である)を通ると
正面にステンドグラス。
かつて製糖で賑わっていた頃の栄光を表現しているのだろうか。
「かつて」と書いたのは、
国内の製糖業は現在非常に厳しい状況にあるからなのだ。
管内には、その賑わいを懐かしむかのような展示もあった。
在りし日の製糖工場の模型。
ビート生産に使用された農機具の数々。
プラントの模型。
そして、これがビート(甜菜)である。
思いの外、でっかい葉っぱだ。
ひとくちに「砂糖」と言っても、
各種の分類がある。
上白糖とグラニュー糖ぐらいしか、
普段目にしない。
たまに三温糖、角砂糖、氷砂糖を見るくらいか。
糖分を抽出した残滓も
家畜飼料として出荷している。
牛たちにとって、
美味いのか不味いのか、
知る由もない。
人間なら、
こんな味気ない形じゃあ……と思うところだが、
さて?
北海道の砂川市では、なぜかスイーツ関連が盛んなのであるが、
十勝平野にもいろんなブランドの製品がある。
そこかしこに、こんなポスターが見られるはずだ。
普段から脳を使いまくっているなら問題ないのだが
ボケっと過ごしているばかりでは、
糖分を体内に貯め込むだけになってしまう。
スイーツは、
「脳の」エネルギーとして、
正しく使わねば!
いやあ、
博物館・資料館は楽しい。
いくらでも見られる。
何件でもハシゴできる。
体力が持つ限り……。
(「ビートの資料館があるのだ」おわり)