ときどきちょっとした小屋のようなものが
建っているのに気付く。
樋門と、操作装置などが設けられている
上屋である。
ある時、「この樋門の上屋内部がすごく暑くなって
制御盤に悪影響があるので、換気や冷房を考えたいのだが、
どのくらいの容量が必要か」と訊かれた。
「暑くなるって、造りが温室なんだから当然では?」
そう思ったのだが、
読者の皆様は、どう感じられるであろうか。
日射量や外気温、
室内許容温度(40℃くらいかな?)をもとに
必要換気風量や必要冷房能力を求めることはできるけれども
採光や眺望なんて必要ない建物なんだから
こんな透明パネル貼りになんかしないで
日射を遮蔽する造りにしたほうが良いんじゃないだろうか。
建築と土木(河川)とは考え方が違うんだ、
設計基準も材料も何もかも違うんだ
……とは言え、
温室を作っておいて「暑い」は
無いんじゃないかなぁ。
何か、透明な外装にしなくちゃいけない
のっぴきならない理由があるのや否や。
透明じゃない樋門上屋も時々目にするので
「絶対透明じゃなきゃダメだ」というわけでも
無いんじゃないかな。
良くわかんないや。
(「温室が暑い、何とかしたい?」おわり)
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