水廻りが無い。
室内の設備は
冷暖房と電気関係だけだ。
何度か改修を繰り返しているのだろう。
壁に貼ってある地図は
どこかで見たことがある。
そうだ、「ここ路旅」のやつだ。
手描きの、味のある地図なのだ。
旭温泉は、地図の右端に描かれている。
この室の暖房は、温水でやっている。
コロナのファンコンベクターが設けられている。
温水プラグ式のやつだ。
電気のコンセントのような感じで温水を使う、
というモノである。
使用している間は蓋が開きっぱなし、というのも
少々変であるが。
配管工事をしなくても放熱器を置ける、動かせる、
そういうことが狙いだろうか。
ぱっと見、ポータブルストーブ的な外観である。
実際、持ち手が付いてるし。
エアコンの室外機は、
外壁に壁付けとなっている。
昨日の建物正面画像でお気づきのこととは思うが、
外装仕上色に合わせた色にしてある。
真っ白のやつが取り付くよりも、
雰囲気を壊さなくて良いと思うのだ。
「ただの、旅館じゃん。どこが良いのさ」
そういう疑問も、
尤もである。
だがしかし。
ここは温泉宿なのだ。
だから、温泉について触れずして
良し悪しを判断することはできまい。
ということで、引き続き温泉について
紹介していきたい。
(「旭温泉の客室」おわり)