「旭温泉」という看板が目に入る。
遠別町市街地の、少々南のあたりである。
その看板から、山の中に入っていく道が続いている。
看板には、「6km先」と書いてあり、
果たして延々と山の中へ中へと分け入っていくと
行き止まりに温泉宿があった。
山と、木と、雪と。
それだけの中に、駐車場がある。
雪の中から、
防火水槽の看板と消火栓とが
顔を見せている。
正面は、こう。
温泉宿っぽい感じではないだろうか。
渡り廊下で繋がった
宴会場などにも使える建物もある。
本館の2階は
宿泊室になっている。
廊下。
冬はとにかく寒いのだから、
廊下も暖房室である。
客室には水廻りが無いので
共同の洗面スペースが設けられている。
角型の、はめ込み洗面器。
もちろん、湯は必須。
その奥には、
共用のトイレ。
何度も改修をしてきているのであろう。
結構、狭い。
換気用の天井扇は、
そんなに古いタイプではなさそう。
ケーブルは、あとからあとから這わせた感じ。
洋便器に、洗浄便座。
ロータンクは、あまり見られなくなりつつある隅付形。
電源線が、
手仕事っぽい。
いいのかな、これで。
温水は、銅管で。
たまたま近隣で泊まらねばならぬ用事がなければ
来ることもなかったであろうが、
なかなかどうして、
良い施設である!
そうは見えない?
では、追ってご紹介することとする。
(「山の中にある旭温泉」おわり)