2018年04月15日

拭えない違和感をもたらす看板

国道沿い、
沙流川にかかる橋の脇に
河川名の看板が立っている。

srgwnkkrhshntmtnknbn1.JPG

日高地方は競走馬の産地である。

それゆえに、馬が疾走する絵が描かれている。



看板は表(どちらを表と呼ぶのか、よくわからない)が漢字書きで、
裏(以下同)は平仮名書きとなっている。

……なっているのだが。



srgwnkkrhshntmtnknbn2.JPG

最初これを見た時に、
すごい違和感を感じたのである。



「さる」なのに、馬の絵なのである。

「さる」? 「うま」?

はっきりと認識していたわけではないが、
どうやらそのあたりの混乱が生じてしまっていたようなのだ。


何度か見るうちに、
だんだん慣れてきたけれども、
それでも拭い去ることの出来ない違和感が僅かに残る。



理屈では、わかっているのである。
「沙流川」の「さる」であると。

なのに、絵の「馬」からくる視覚情報が、
その認識の邪魔をする。



背景が猿の絵だったのなら
きっと平気なのだ。
たとい語源が全く関係なかったとしても。



人間の「認識」というのは、
不思議なものだ。

理屈もあるのだろうけど
理屈だけで推し量れないものがありそうだ。
(「拭えない違和感をもたらす看板」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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