2018年04月06日

ダクトたちが

ダクトたちが、伸びる。

天井に、吊られ伸ばされていく。

dcttchgnbr1.JPG

吊りの最大間隔は、決まっている。
適当に吊っておけば良いというものではない。

dcttchgnbr2.JPG


途中に壁が出来る場合もある。

dcttchgnbr3.JPG

壁が先か、
ダクトが先か、
現場の状況次第ではあるが……。



天井扇は、
ほぼプラスチックで出来ていたりする。

dcttchgnbr4.JPG

用途に応じて金属製のものもあるが
どちらでも良ければプラスチックのほうが軽くて良い。

dcttchgnbr5.JPG


この天井扇は2点吊り。
吊り箇所数は少なくて済むに越したことはない。

dcttchgnbr6.JPG



このテのファンになると
4点吊りになってしまう。

dcttchgnbr7.JPG



寒冷地では、外壁付近の排気ダクトには保温材を巻く。
冷たい外気の影響で表面が結露してしまうのを防ぐ。

dcttchgnbr8.JPG

外壁から1.5mとか、2.0mとか、
特記仕様書で規定してあることが多い。

その根拠は……? というと結構希薄な気がする。
するのだが、そうすることになっている。

きっとどこかの誰かが実験して論文でも書いておられるのであろう。

実務的には、
まあ、経験的にこのくらいあれば……という感じか。


外壁側の出口には
孔があいている。

dcttchgnbr9.JPG

が、このままというわけにはいかないから、
換気フードを取り付ける。


セルフードとか、パイプフードとか、
メーカーによっていろいろ名前が付けられている。

国交省的には、商品名で呼べないので
「フード付きベントキャップ」のような一般名詞が創作されている。



建物には、必ず給気と排気とが必要とされる。

どんな機械で、どのくらいの量を換気するか。
どのくらいのダクトで、どこから給排気を行うか。

結構悩ましかったりするのだ。
(「ダクトたちが」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]