アイヌ文化博物館がある。
沙流川歴史館は入館無料であるが、
文化博物館のほうは有料である。
アイヌ文化にまつわる、
さまざまな展示品が所蔵されている。
詳しくは、ご自身でみていただくに限るであろう。
だから、本ブログでは
ほんのちょっとだけ紹介するに留める。
古くからの日本文化とも繋がりがあるし、
北方諸民族との交流もあったという。
折しも、
この春からアニメが放映されるということで
企画展示が行われていた。
原作マンガに描かれている種々のモノについて
説明があった。
先住民族をテーマにしたマンガやアニメが
許容される時代になってきたということであろうか。
実のところ、
アイヌ関連政策は国策として進められている。
白老町には、
莫大な国費を投入して諸施設を建設中である。
白老よりも平取の二風谷(にぶだに)のほうがより規模の大きい集落であった
……という話も聞かないでもないが、まあいろいろと事情があったのであろう。
利尻礼文にも、かなり大きな文化圏があったようである。
アイヌ民族と「和人」との間には、
いろいろな歴史が存在している。
いろいろな側面がある。
まずは、関心を持ってみてはいかがであろうか。
さて、展示もさることながら、
ワタクシとしては「せつび」も見ないわけにはいかない。
メインの展示室の空間には、
太いスパイラルダクトが流してある。
四角い室ではないため、
ダクトの曲がり角度は微妙なのである。
根本を辿ると……。
機械室に行き着く。
立形エアハンで
温風を供給できるようになっている。
それとは別に、
FF式温風暖房機も据えられている。
そんなこんなを見るのもまた、
面白いものである。
入館料に対して、
展示物がどうであるか、
人によって、好みによって
評価は異なるものと思われる。
ワタクシは、
この類の施設であれば喜んで入るのだから
あまり一般的な行動とは言えないのかも知れない。
個人的には、
十分にコスパが高い。
諸事情あって、あまり長居できなかったのが心残りではあるが
それでも楽しめたのだから。
「せつび」を見ること自体には
対価を求められもしない。
展示を見られるだけではなく、
「せつび」までオマケで鑑賞できるのだから
絶対にオトクである。
そのように、推奨しておくのである。
変なヤツ……?
それは、自覚しているのだから
取り立てて指摘されるまでもないのだ。
と、開き直っておく。
(「アイヌ文化博物館」おわり)