2018年03月27日

ふわっふわの雪が積もる

雪というものは、
不思議なものだ。

中谷宇吉郎博士が研究されていた通りに
上空の状態によって
結晶の形やら集まり方やら、
いろんなことが違ってくるらしい。



ある時には、
さらっさらの雪が空気のように積もるし
またある時には、
ザラメの混じったようなあられのようなツブツブが積もる。

時として、
ふわっふわの大きな結晶の塊が
綿のように降ってくることもある。

風のない朝、
いろいろなものを白く覆い尽くすのである。



fwffwnykgtmrktmar1.JPG

たとえば、木。
そして、電線。
さして厚くもない看板の上にまで。



とにかく、上を向いた面があれば
律儀に積もってしまうのである。

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中央下に、黄色の何かが雪の帽子を被っているが
赤い看板にある通りにこれは消火栓なのだ。

ちょっと積もると埋まってしまうから、
「ここに有るよ」を示す看板は必須だ。

ついでに広告を垂らして、
少しでも資金回収を目論んでいる。



fwffwnykgtmrktmar4.JPG

こんな、駐輪禁止の看板の上にまで
まっすぐに積もる。

しっかり15cmはあるだろうか。



風が無い日限定の
積もり方なのである。



「雪は天からの手紙」と中谷博士は記したが
雪を眺めて少しぐらい読むことができたら
それなりに面白いはずである。

外に出しておいて、よ〜く冷やした実体顕微鏡で
LEDランプで優しく照らしつつ雪の結晶を見たら
いろんな事が読み解けるのであろう。

前提として、
それなりの知識を持っておくことが必要だろうが。
(「ふわっふわの雪が積もる」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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