多いだろうか。
「常設」ではない、という意味で仮設と呼ぶが
ちゃんと使用することができる。
何年も使い続けることだって、できる。
実際に大きなプロジェクトの工事現場だったら何年も使われるし、
数だってたくさん設けられる。
少し大きめの、
トイレユニットである。
中にもう1枚扉があって、
その中に大便器が据えてある。
水洗じゃないけれど、
右側のボタンを足で踏むと
薬液が出てくる。
暖房便座もついている。
外、寒そうだし。
隣には、小便器も据えてある。
こちらも同じく、
使い終わったらボタンを足で踏んで
薬液を流す。
汚物・汚水がある程度たまったら
汲み取るのである。
手洗いも、ちゃんと用意されている。
水のポリタンクを据えて
水源にしている。
上下水道はつないでいないのだ。
寒いから、
コンセント電源の電気ヒーターも置いてある。
冬で、日も短いから
照明のためにも要るのだが
暖房&凍結防止のためにこそ
電気は欠かせない。
ノロウィルスは冬場に流行のピークを迎えるのだから
手洗い励行は大切なのである。
そんなんで現場がストップしたんじゃ
各方面困ってしまうし。
むか〜しむかしは、
「仮設トイレ」と言えば
汚いもの、臭いもの、
できれば使いたくない・近寄りたくもないものという
勝手なイメージを持っていたものだ。
(この業界に入る前のことである)
実際に、汚いもの、臭いものがついていることも
皆無ではないが、
少しずつ少しずつ状況が改善されてきて
最近はキレイなもの、臭くないものになりつつある。
「建設業のイメージアップ」が言われて久しく、
きれいな看板とか
フラワーポットとか
オシャレな作業着とか
いろいろ工夫されているけれども
生理現象に関わる「トイレ」こそ
イメージアップの必要性の最たるものであろうと
勝手に思うのである。
やはり、
仮設トイレはキレイであるに限る。
(「きれいな仮設トイレは大切なのだ」おわり)
【関連する記事】