上のコンクリートスラブから、
4本の棒で吊ります。
この吊り棒に、
防振材をはさんだり、
はさまなかったり。
室内機には、
冷媒管(往・復)とドレン管の
3本の配管が接続されます。
あと、電源とリモコンのケーブル。
それらのものが繋がったら、
天井下地をわたして、
天井材を貼っていきます。
こんなふうになります。
(前の写真とは違う場所ですが)
最後に、普段見える天井パネルを取り付けます。
エアコンを吊る人、
配管を伸ばす人、
電線をつなげる人、
天井下地を組み立てる人、
天井板を貼る人、
床を掃除する人
それぞれ、違う職種の職人さんたちが
入れ替わり立ち替わりやってきて
それぞれを仕上げていきます。
場合によっては、
2〜3の工種に当たることが出来る
「多能工」という方が配置されたりします。
そういう人たちのスケジュールをやりくりする
現場代理人さんもいます。
ここいらのシステムを、
抜本的に何とかしていかないと、
今まさに進みつつある
職人さんの高齢化、人手不足、
建設コストの増大、
技術・技能の伝承不足
などが解決されていきません。
今あるものを研ぎ澄ませると同時に、
ガラッと変えていく『何か』を生み出していく必要があります。
『設計』においても、
そうなんですけどね。
それを、「誰がやるか?」って話なんですが。
お役所に任せているようじゃ
ダメなんでしょうね。
(「室内機を吊るにも、たくさんの人たちが関わって」おわり)