設備の諸々を取り付けていきます。
コンセントのボックスが、
断熱材を避けてつけてあります。
中には電線管が埋まっています。
ボックス部分が断熱欠損になるので
相応の処置をします。
気密性もここで破れるので
通気の防止も。
電源ケーブルは、直接木材に留められて便利。
とは言っても、
これはルーフドレン配管内が凍ってしまわないように
仮設でつけている電源線。
凍結防止ヒーター自体は本設でつくので、
いずれしっかりしたコンセントを設けます。
「火打ち」の金物(斜めについているやつ)と配管とが
ギリギリ干渉せずに住んでいますが。
保温材の厚み分、取れるかな? 微妙。
ケーブルが、
うにょうにょ。
ここではケーブルフックで吊っています。
ケーブルたくさん。
内装材とか貼る際に
うっかり釘で打ち抜いたりしないように
注意してもらわなくてはなりません。
灯油暖房機用の給排気トップを通す孔。
コンクリートなら、スリーブを開けるところですが
合板なので、こういう形に。
ダクトの吊りと、
外壁貫通。
スパイラルダクトの実管を入れます。
鉄筋コンクリート造の場合には、
コンクリートを打設する前に「スリーブ」として
入れておきますが。
ダクトが、いっぱい。
コスト優先ということもあって、
ちゃんとした換気ガラリは設けません。
全部、外壁換気フードで済ませる建物です。
ケーブルがダラぁと下がっているのは、
電動ダンパー。
ファンを運転する時だけ、開くようになっています。
木造外壁には、
防湿気密層とか防水層が設けられます。
ダクト貫通部が切れ目にならないように
念入りにテーピングして隙間を塞ぎます。
これ、かなり大変。
しっかり押さえつけて貼っても、
だんだん剥がれてきてしまう……とならないように
しなくてはなりません。
納まり上、管を伸ばせないところは
シーリングで。
ちょっと、無理矢理感が出ていますかね。
ダクトの中を覗くと
ちゃんとダンパーが見えますね。
ふっるいコンデジでは
これくらいが限界。
もっとくっきりハッキリ鮮やかに撮るならば
それ相応の機材が必要ですね。
というわけで、
今日は木造の設備のご紹介でした。
(「木造建築に設備を設ける」おわり)