2018年02月13日

住吉神社の造り

住吉造と言えば、
神明造、大社造、大鳥造と並び
神社建築の様式の一つとして
試験対策に覚えるものである。

「妻入り」の例としても、
習ったものだ。

さて住吉造と言えば、
大阪市住吉区に存在する住吉大社である。
しかし本日の観察対象はその本体ではない。

形式も何もかも違うけれども
同じ祭神を祀る神社が
小樽にもある

小樽は早くから開けており、
北海道(と名のつく前から)の中心地として
栄えた時代もあった。

当時の建造物は、
市の指定歴史的建造物として保存されている。

otrsmyshjnjnarstbnknsk1.JPG

木造の造りの随所に
いろいろな要素が凝縮されているのがわかる。

この部材一個一個を作って建てていくんだから
気が遠くなりそうだ。

otrsmyshjnjnarstbnknsk2.JPG


ここの本殿は、住吉大社とは異なり
平入りである。

otrsmyshjnjnarstbnknsk3.JPG

雪は多いのであるが、
気温が低いために
「水をかけて融かす」ことはできる地域ではない。

otrsmyshjnjnarstbnknsk4.JPG

古い建築であっても、
現代に使用するにあたって
「せつび」無しに成り立つことはない。


そんな建物に施された設備アレンジの痕跡を見つけるのもまた
いとをかし。
(「住吉神社の造り」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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