窓際にエアコン。
窓面からの冷気が不快にならないように、
窓に向けて温風を吹き出す感じに。
冷房は冷房で効くのであろうが、
やはりメインは暖房ではなかろうか。
昔だったら、
「エアコンは寒冷地には適さない」なんて
建築士試験にも出題されていたものであるが、
近年は十分に使える。
外気温-15℃まで定格能力が出るとか、
-20℃まで暖房可能とか、
いやいや-25℃までは動くとか、
メーカーさんの技術開発は、スゴい。
昔だったら、
窓の下に蒸気や温水の放熱器。
直接何かを燃やすか、
蒸気や温水を回すかしか無かった寒冷地の暖房が
劇的に変わってきた気がするのだ。
細かい「設計」が不要になり、
設備技術者の存在価値がますます小さくなった……と
言えてしまうのかも。
ま、それはそれで良いのかも。
(「窓際のエアコン」おわり)