盤面は、こんな感じ。
電流計と、表示ランプと、
切替スイッチ。
盤面を開けてみると、
制御関係の機器類と
リレーの類と
電線。
大きな黒い箱は、
インバーターである。
現在、20Hzで運転中。
50Hzで供給される交流電源を、
一度直流に変えて
任意の周波数の交流電源に変換する。
交流から直流に変換するコンバーターと
直流から交流に再変換するインバーターとを
組み合わせたものである。
最近は、インバーター制御を行う機器が多い。
モーターの回転数は、供給周波数に比例する。
風量や流量は、回転数に比例し、
揚程や圧力は、回転数の2乗に比例し、
軸動力や消費電力は、回転数の3乗に比例する。
周波数を半分にすれば、
消費電力は8分の1になる。
(損失やら何やらあるので、厳密にはそこまで下がらない)
必要な負荷ぴったりになるようなモーターなんて存在しないから、
大抵は過大なものが取り付けられる。
だから、余計な電力を消費してしまっている。
周波数を変動させることによって必要な分だけ動くようにすれば
必要な電力だけを消費することになり、
省エネとなるのである。
まあ、それらの理屈はさておき、
盤は、開けてみたいものである。
ただし、
飽くまでも知識の範囲内で。
何でもかんでも
無闇矢鱈に開けてしまうのは
おすすめできない。
(「制御盤を開けてみる」おわり)
【関連する記事】