いろんな「せつび」について
面白いと思うのだが、
「トイレ」と「機械室」は格別だと思うのだ。
特に、年代を感じさせるモノが興味深い。
とある折に訪れたトイレ。
給水管は、
何度か更新されているのであろう。
陶器も、何代目かの筈だ。
元々は、古い壁掛けであったろう。
フラッシュバルブが横を向いているのも
改修履歴を際立たせている。
古い給水管は、
そのまま残されている。
かつて、鉄道やバスの座席前についていたような
灰皿がある。
今どきのトイレは、
禁煙になっているのが普通である。
炎感知器が作動してしまうから。
寒冷地のトイレで、
冬季閉鎖しないところであれば、
暖房も必須である。
人間が暖かいように……というよりも
水が凍らないため、という切実な理由がある。
減る一方の、和風便器。
しかも、隅付ロータンク。
樹脂製の紙巻器が
タバコの火で焦げているのも
最近あまり見なくなった。
今どきであるからして、
何が何でも手すりを付けないわけには
いかなかったであろう。
ロータンクの、耐震固定?
なんていうことはなくて、
たぶん、蓋を勝手に開けて
吸いがらを投入するような輩がいたため
こういう事になったんだろう。
ボールタップを交換する時には
えらく不便ではあるが、
そんなに頻度が高いわけじゃないから
仕方あるまい。
古いトイレは、
おもしろい。
しかし、
人が居ない瞬間を狙って撮影するのが
難しかったりする。
撮っている最中に人が入ってくると
とても気まずい。
そうならないように、
最新の注意が必要だ。
悪い趣味じゃないつもりなんだが。
まあ、「特殊な趣味」には違いないのである。
(「古いトイレには情緒がある!?」おわり)
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