都市間バスがある。
『特急はぼろ号』である。
バスタ新宿には到底敵わないが、
札幌駅バスターミナルからは
全道各地向けの都市間バスが出ているのだ。
鉄道は、主要幹線を含めてどんどん廃線となっている。
しかし、都市間移動の需要は決してゼロではない。
もはや、自家用車無くしては成り立たない生活であるが、
普段長距離移動に自家用車を使用しない人にとっては
何時間もの運転は厳しいものがあったりする。
かつては、鉄道という手段が残されていたのであるが、
現在はそれも無い。
昭和62年3月に廃止となった羽幌線。
地域の足としての需要は、
ほぼ自家用車が果たしている。
自家用車を所有しない・運転しない人たちの需要を満たすべく
路線バスも運行している。
それとは別に、札幌圏とを結ぶ需要を埋めるべく運行されているのが
「都市間バス」なのだ。
雄冬廻りの1往復のほかは、
道央自動車道〜深川留萌自動車道を経て
留萌以北はオロロンラインを疾走する。
途中で2回、休憩が入る。
砂川サービスエリア停車中。
バス内にもトイレが設けられているが、
手足を伸ばすためにも
運転手さんの健康管理のためにも、
この休憩は必須であろう。
休憩時間(約10分×2回=約20分)を含めて、
札幌ターミナルから豊富まで、
約5時間を要する。
豊富温泉に行くときにも
利用できよう。
(「オロロンラインを走るバス」おわり)