震災に耐えて残った建物も
少なくない。
2階窓上に、ソリが吊ってある。
雪が相当深いのであろうか。
冬は、あの窓から出てソリで外出するんだろうか。
消火栓の背も高い。
道路沿いだから、
ものすごく高くする必要は無いのだろうか。
それなりに、除雪が行われるのであろう。
給水用と思しき、
黒いポリエチレン管が這っている。
凍結の心配は、
あまりないんだろうか。
小さな水路の工事銘板をみると
ずいぶん昔のものであった。
これは、
震災でも問題なかったようだ。
集落の神社の鳥居は
一度壊れたものを
補強したようであった。
村内の集落ごとにある神社の社殿や鳥居は
だいたい新しかった。
ほとんど、震災で崩れて
建て直されていた。
奉納の日付を見ると、
平成18年とか平成20年とか
記されているものが多かった。
直して補強してあったのは
ここくらいしか気づかなかった。
各所に、震災の跡が残っていて、
各所で復旧されていて、
でも古いまま破損しないまま残っているものもあって。
「耐震」とは
難しいことだと思うのであった。
(「震災の跡も残るが」おわり)