2018年01月08日

アットゥシは和人に輸出されていた

アイヌ民族の衣装である「アットゥシ」。

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樹皮から繊維を取り出し、織る。

非常に手間のかかる繊維である。


18世紀後半には、本州に大量に輸出されていたそうである。

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現在は、伝統工芸品として生産されるのみで
実用されることはほとんどなさそうであるが、
興味深い衣類である。


二風谷工芸館にて、
展示・販売・体験学習が
行われている。


チセなどの模型も展示されている。

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漫画『ゴールデンカムイ』が連載中で、
単行本も販売されている。


春からアニメ化されるという。



かつて、「日本国は単一民族国家」と言われていたが
決してそんなことはないのである。

アイヌ、ウィルタ、ニヴフなどの北方系民族をはじめ、
南方系、渡来系、さまざまな民族の集合体が
「日本人」なのである。

小笠原諸島には欧米系の日本人がいて、
英語と日本語が混合したような言語も使用されている。

現代では、国際結婚や留学、ビジネス交流などを経て
多くの帰化者やハーフの方々がいる。


以前旅程を共にしたアフリカ系日本人の方は、
もちろん日本国のパスポートを持っているのであるが
帰国する際の入国審査で「外国人の列はあちらです」と
英語で案内されてしまう……とのこと。

赤いパスポートを見せながら日本語で
「日本人ですので」といちいち断らないとならない。
かつての固定観念は、払拭されねばなるまい。


それはともかく。

現在は、国策として『民族共生』を謳っているようである。
(「アットゥシは和人に輸出されていた」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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