古い方だと「米山?」と思われるかも知れない。
1981年に、米山地域が加えられて、現在の名称となっている。
平成の大合併で、
新潟県内の自治体数は大幅に減った。
平成11年3月末で112あった市町村数は、
平成22年3月末には30となった。
そんな中、合併しないまま残った自治体の一つが
弥彦村である。
そこにある、マンホール蓋。
桜と、弥彦山と、ロープウェイと、ロードレース。
ご当地デザイン満載である。
村は、弥彦神社の門前町として栄えた歴史があるのだ。
現在の社殿は、火災焼失後大正五年に造営されたものだという。
この形状は、「妻入り」に該当するのであろうか。
どうだろう?
回廊に、趣がある。
消火栓の鋳鉄蓋が異彩を放っているが。
できたてホヤホヤに見えたトイレ。
小便器に、電線が引き込まれている。
冬期、トラップが凍結しないように
ヒーターが入っているものなのであろう。
東北北部や北海道になると、
そもそも便所自体に凍結防止の暖房を入れるとか、
冬期は水抜きして閉鎖してしまうとか、
トラップ無し便器+床下地中に配管トラップにするとか、
そういう手段を講じるが、
新潟県であればそこまで必要ではないのであろう。
汚垂石の有無も含めて、
トイレのデザインも
興味深い。
(「弥彦村のマンホール蓋」おわり)
【関連する記事】