たまたま、
背中側から打席を見る機会があったなぁ。
うまいこと出塁していた。
彼の打席での立ち姿は、
独特である。
本拠地で、
最後の挨拶の機会を持つことにしたそうだ。
球界の大勢が
「無理」「無謀」「バカ」「出来っこない」の
オンパレードだった中、
あのノムさんをして
「若造がプロ野球を舐めてる」
と言わしめたくらいだった中、
それらの声を実績で撥ね除けてきた。
マンガを越える試みであったように思う。
いってらっしゃい。
大谷翔平、海を渡る。
津軽海峡や瀬戸内海は、
しょっちゅう渡っていたけれども、
ついに太平洋の向こうへ。
たいした23歳である。
(「大谷翔平、太平洋を渡る。」おわり)