左には、閉館になった『裕次郎記念館』が。
マリーナには、
たくさんのボート、クルーザー。
こんな雪模様の中にあっても、
よく見ると人の出入りがあって、
何やら運び込んだり、
出港したり、
帰港してきたりしている。
もっと大きな船なら、
別の埠頭につけるのだろう。
小樽では、
海を見て後ろを振り返れば、
すぐに山である。
あまり広くない空間に、
道路と鉄道と建物とが配置されている。
町並みを眺めるのも、
面白いものである。
ワタクシだって、
マンホールを探して下ばかり向いているわけでは
ないのだ。
せっかく訪れたなら、
いろんな所を見る。
眺める。
観察する。
それが、楽しいのである。
そして、じっくり見たつもりで居ても
見落としている部分、
目には映っているのだけれども意識に留まっていない部分、
見忘れている部分が、
必ずあるのだ。
だから、再訪もまた
楽しいのである。
旅は、
良いものだ。
(「小樽の山と海」おわり)