2017年12月15日

稚内港北防波堤ドーム

稚内港の端には
北防波堤ドーム」がある。

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港沿いの道の端に伸びているのだ。

大卒3年目の技師に設計させて、造る……。
上司や関係者ではなく、
本人名義で「設計者」として記録される。

現代ではなかなか、そういう機会が与えられることも無かろう。


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山側を見れば、
稚内公園の開基百年記念塔が見える。


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1980年に大改修をしているので「当時のまま」ということはないが
その景観が復原(復元、ではない)されている。

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見た目キレイな部分は、
手を入れたところなのだろう。

wkknikuktbuhtidm5.JPG

ところどころ、
傷みが目に留まる部分も
無いではない。

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土木遺産に選奨されている。

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鉄筋が露出して、
錆びている部分も。

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80年以上を経過して、
今にその勇姿を残す構造物。

wkknikuktbuhtidm9.JPG

自然もよし、
人工物もよし、

世界中あらゆるところ、
見どころで満ちている。
(「稚内港北防波堤ドーム」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(6) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
有名な防波堤のようですが、はじめて知りました。ホント、「あらゆるところ、見どころで満ちて」ますねぇ。知らないことだらけの自分がもどかしい。
それにしても、美しい。一瞬どこの宮殿かと思いました。建設時期を見てまたびっくり。
ただの普通の防波堤でも、良かったはずなのに、これになった。たくさんの物語があるんでしょうねぇ。
わっかない、遠いよー(涙)
Posted by punpun at 2017年12月18日 19:42
何百年生きても、見どころたくさん。
人生、飽きはしません。きっと。

この形になったのは、
ひとえに冬の強風と荒れ狂う宗谷海峡と猛吹雪なんじゃないかと
勝手に思っております。

羽田→稚内、2時間かかりません。
東京から米原までひかり号で行くより早く行けます。
(自動車だと……稚内→音威子府で2時間超えますが)
上空からだと、氷河地形が面白くておすすめです。

『北海道海岸沿い岬めぐり10日間コース』は、魅力的ですけど時間と資金と体力が厳しいです。
Posted by けろ at 2017年12月18日 22:51
羽田から稚内まで、2時間かからないんですね。
またまた驚きました。「すぐ行けるじゃん」ていう、そんな発見も楽しいですな。

岬めぐり10日間コース?
しばしの間、想像の世界から帰って来られませんでした。(笑)
Posted by punpun at 2017年12月19日 18:59
「すぐ行ける」ので、是非!
目的地に合わせてうまく空港を選ぶと、意外とすぐです。
(検索→実はこんなにあります!北海道の空港とじょうずな使い方♪)(コメント欄にはURL貼れないんです。すみません)
陸路だと、信じられないくらい時間を要しますけど。
(たまに札幌→稚内を4時間以内でぶっ飛ばす人物も居ます。決しておすすめできせん)
Posted by けろ at 2017年12月20日 14:43
今年の7月初めに「利尻・礼文フラワーウォーキング」というツァーで行った折に見ました。
(氷雪の門にも行きました)
圧倒される存在感でした。
Posted by マサカのおじさん at 2017年12月23日 22:27
「圧倒される存在感」という表現が、
ピッタリだと思います。

7月初めでしたら、
利尻・礼文の一番良い時期ですね!
Posted by けろ at 2017年12月24日 21:57
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