受水槽があって、
ポンプがあって、
給水管が伸びていて。
ついでに消火栓ポンプ(しかもだいぶ古いタイプのやつ)まで
写っていますが。
受水槽からの取り出し管。
配管自体は、
保温材に隠れてしまっています。
それでも、防振継手とバタフライ弁がついている様子は
判別できます。
給水管を加圧給水ポンプまで引っ張っていって、
建物各所に給水します。
ポンプ2台とアキュムレータタンクと制御盤。
セットで「ポンプユニット」になっています。
ちょっと古い感じのやつ。
別系統の、
新しいポンプユニット。
防振架台も含めて、
非常にコンパクト。
扱い水量が少ないということもあるでしょうけど、
新しい製品ほど軽量でコンパクトになっているようです。
別の角度から撮ると、
あれれ、
真空給水ポンプまで写っています。
この機械室自体が地階にあるから
ここでいいんですよね。
機械室が1階なら、
掘り下げた位置に取り付けることになります。
あっちの記事には、
「真空暖房ポンプ」と書きました。
本体にそう記載してあったから。
でもこっちの本体には
「真空給水ポンプ」って書いてありました。
同じものですけど、
メーカーによっても呼び方が違うので、
結果、現場の表示もまちまちになってしまっています。
やっぱり、建物見るなら機械室でしょ。
職業柄、
そう思っちゃうんですよね。
実際、楽しいし。
あ、でも分かってますよ。
「せつび」のために建物があるんじゃなくて
建物のために「せつび」が有るんだっていうことは。
で、もひとつ、分かっているつもりのこと。
建物を使う(人間であれ、動物であれ、物資であれ)なら、
建物本体はもちろん必要だけれども、
「せつび」も欠かせないってこと。
「ケンチク」をやる人は、
漏れなく「せつび」も知らなくちゃならない。
だって、かならずついて回るものだもの。
「設備屋さん、それなりにやっといて」じゃ
全体として調和の取れた良い建物にはならないでしょ?
やっぱ、プロジェクトリーダーたる建築家が
ちゃんとわかった上で取りまとめなきゃ。
他人事だから、
書けるのかも知れんけど。
(「受水槽だ、ポンプだ、給水管だ!」おわり)
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