2017年12月10日

望郷の念、氷雪の門

稚内公園内に、
氷雪の門、なるものがある。

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この日には見ることができなかったが、
ここから肉眼で樺太が見える、ということらしい。

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北防波堤ドームから、
ぐいっと上がったところ、
稚内公園内に建てられている。

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それなりに、晴れ間が出ているのであるが、
くだんの島影は見ることができなかった。

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結構高度差がある。

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万一、津波が……なんていう事態になったら、
一目散に駆け上がるべき場所であろう。


同じ公園内には、
いくつか碑が建っている。

九人の乙女の碑

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時代が時代ゆえ、
悲惨な出来事があった。

これも、数多き逸話の一つに過ぎない。

知られている話以外にも、
数多の苦悩で満ちていたに違いない。


氷雪の門の更に上には、
教学之碑。


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あとで地図を見たら、
樺太犬の碑もあったようだ。

しまった!


でも、仕方がない。
また機会があれば見るまでの話だ。



さて、これらの碑の脇に、
駐車場と土産物屋(開いていなかったが)と
公衆トイレがある。

『せつびのブログ』としては
こちらがメインであろう。


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どうってことのない、
床置ストール小便器。

新しいトイレだと、
床掃除の関係もあって
壁掛形・低リップ形にするのが
今の流行りであろう。


これを見て懐かしさを覚えるとしたら、
それなりの年齢の人物であろう。

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『注意板』という名称のようだが、

吸いがら・紙・ガムなど
を捨てないでください

という、陶器製のプレートだ。


これを貼ってないと、
捨てる人が少なくなかったのか。

こう注意する文言が貼ってあるのを見て
捨てるのを躊躇する人がいたのか。

今どき、
言われなくたってそんなものを捨てはしまい。

そもそも捨てる人は
こんな注意書きを見て従うはずもあるまい。

じゃあ何のためについていたんだろうと
思わずにはいられない。

どっちにしても、
今の時代には、合うまい。


灰皿も、骨董品だろう。


立ちションしながらタバコを吹かす人物が
現代にどのくらい居るのか……。
しかも、観光地で。
この日本語表記が読める人物で。


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こういう時代を感じさせる遺物的な「せつび」もまた
面白いじゃあないか。

そう思うのである。
(「望郷の念、氷雪の門」おわり)
posted by けろ at 20:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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