とにかく、寄る所があれば
マンホール蓋も観察するのだ。
町の徽章がついた、
オーソドックスな蓋。
小口径の公設桝には
デザインが。
縁の花は、町の花「テシオコザクラ」なのかどうか。
中央部の植物(?)は、何であろうか。
道道(どうどう。県道とか都道とか、そういう類)には
北海道デザインの蓋。
幌延町は、留萌管内であるので、
「留萌土木現業所」の文字がある。
北海道内、デザインは同じであるが
所管ごとに土木現業所の地名が異なる。
さて、町内は北緯45度の緯線が通過している。
道沿いにも、その標識がある。
ワタクシのようなモノ好きも少なくないのか、
ひとまず停車できるスペースも確保されている。
これをアピールする蓋も存在する。
小口径の公設桝にも、ある。
「それしか、アピールにしどころがないのかい?」
そういう疑問を持つ方もおられよう。
町WEBページの「幌延のプロフィール」の紹介文が
”幌延町は北海道の北部、宗谷管内の南西部に位置し、北緯45度線上にある町です。”
というのだから、イチオシのアピールしどころであることは間違いない。
『幌延深地層研究センター』という施設もあるそうだ。
未だ行き先のない、高レベル放射性廃棄物の地層処分場として、
期待されているのであろう。
裏を返せば、
そういう手段によらなければ
なかなか人とモノとカネが流れてこない
……そういう厳しい環境下の自治体であるとも言える。
原発誘致(昨今であれば、原発再稼働)に積極的な地域と同じだ。
一度見学してみたいものである。
大深度地下の「せつび」にも
大いに興味があることだし。
(「幌延町のマンホール蓋」おわり)
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