2017年12月04日

北の果の小洒落た駅舎

稚内駅に寄りまして。

新しい駅舎になって、
「最果ての地の寂寥感」が減じてしまったような気はします。


ktnttdunhtneks1.JPG


もちろん、地元の方々にとって
寂れた物悲しい古い駅舎よりは
近代的開放的で新しい駅舎のほうが良いのだと思います。
外来者の勝手な感想でしかありません。


宗谷本線終端の更に先、
駅舎の外にまで
「線路モニュメント」が続いています。


ktnttdunhtneks2.JPG


新しく造るなら、
こういうのも面白いでしょう。


道の駅やら、
市の施設やら、
売店・レストランやら、
いろんなものが合築された駅舎となっています。


北緯45度25分。


ktnttdunhtneks3.JPG


東京駅の北緯35度40分と比べると、
かなりの高緯度に違いありません。


緯度10度弱の違いがどの程度のものか、
空を見ると実感できるかも知れません。


たとえば冬の昼ごろ、
太陽高度の低さに驚くことでしょう。


季節を問わず、夜空を見上げて、
北極星の高さにびっくりすることでしょう。




沖縄に行った時には、
逆の感覚を覚えたものです。


那覇市は北緯26度12分ということなので、
太陽高度の高さ、
北極星の低さが
際立つのです。




いろいろな地に行くと、
下を見れば種々のマンホール、
上を見れば、様々な街灯に加えて
太陽高度や星空の変遷。

文化や歴史や気候風土に応じて異なる「せつび」。




ホント、
旅(まあ、仕事なんですが)は良いものです。


でもしかし。

本来なら、宗谷本線直通の特急列車で移動したいところではあるのです。
ところがダイヤの関係上、スケジュールの都合が合わない。
用務先の関係上、駅から先の足を考えても、
鉄道よりも車のほうが使い勝手が良い。

そうなっちゃうと、どちらかと言えば鉄道移動のほうが好きであったとしても
車を使わざるを得ない。

駅は見に行くものの、車で……となってしまう。


鉄道会社は(今でもやってるでしょうけど)
ものすごく知恵を絞らなくてはならないことでしょう。
(「北の果の小洒落た駅舎」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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