2017年11月28日

防災センターという遊び場!?

市民防災センター、といった施設が
各所にある。

そのうちの一つ
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消防署とつながった施設で、
市民への啓蒙を図っている。

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お約束の、と言っても差し支えなかろう。
エントランスホールに陣取る、はしご車。

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ちびっ子たちには、すこぶる人気である。


その上部、
吹き抜け部分に並ぶ「ノズル形吹出口」に
目を向ける子どもたちは、皆無と思われる。

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誰か、気づいてくれないかな。


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さて、
「防災」をテーマにした施設であるが、
昨今はモノの展示だけではインパクトに欠ける。


そこで、いくつかの体験コーナーが設けられている。


まずは、暴風。


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風速30m/sを体験できる。
モニターで、中の様子を見ることができる。

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吹っ飛ばされないように(!)、
バーを掴んで耐える。

モノが飛んできて目に入らないように
ゴーグルをかける。

……わけではなくて、
これは3Dメガネ。


正面に、
暴風でいろんなモノや人が吹き飛ばされる
3D映像が映し出される。


そんな趣向である。



煙避難体験コーナー。

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煙で満たされていて見通しが利かない室内を
身を低くして、
そろりそろりと進んでいく。

もちろん、口と鼻をハンカチで押さえて呼吸を確保しつつ。


実際の火災とは異なり、
害のない煙(ちょっと甘い匂い)だし
火炎の熱は無いし、
薄暗いながらも照明があるし
飽くまで「体験」以外の何物でもないが、
よい啓蒙になるに違いない。


2階から入って、階段を降りて避難するフルコースの他に、
1階だけのショートコースもある。
幼稚園児などには、フルはキツイだろうから。



このほか、
消火器を操作する「消火体験コーナー」
いろんな地震波形を元に揺れを再現した「地震体験コーナー」
AED操作などを学べる「救急体験コーナー」
という各コーナーがある。


3D映像によるシアターでは、
いろいろな災害の実映像やシミュレーション映像を
見ることができる。



消防服や非常食の展示、
災害ヘリ操作シミュレーションなど
それなりのモノもある。

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隣の消防署車庫内が見える
ガラス張りの通路も設けられている。

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排気ガス捕集用の
ホースリールが勇ましい(?)。




この敷地周辺のマンホール蓋が
市内他地域で見たものと異なっていた。

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いちいち、気になるところではある。



「防災センター」という名称の
遊び場、であろう。

実際、子どもたち・家族連れの来館者が
多そうだ。

でも「遊び場」で良いんだろう。

「防災」は、
難行苦行から学ぶようなことではあるまい。

実際に遭遇したら、否が応にも体感させられる。


むしろ、遊んで楽しんで興味を持つことを通じて
難行苦行の程度を軽減することができれば
それで十分。


維持費人件費との兼ね合いで、
費用対効果がどの程度のものであるか知る由もないが
(ちゃんと調べれば判るはずだがそこまでの意欲は無い)
なかなか興味深い施設であった。


類似の施設が、
各所にあることと思う。

一度は、訪れてみてはいかがであろうか。
(「防災センターという遊び場!?」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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