エントランス部分は、
吹きっ晒しである。
雨雪は入ってこないが、
風はそのまま吹き抜ける。
開幕前後と、
ポストシーズン(今期は、無かった)は
かな〜り寒い。
内部構造の鉄骨仕口が、
エグい。
圧縮材、引張材、どういう計算をするんだろうか。
人力計算では、困難なのではないだろうか。
高い位置にある、
放水銃。
このノズルから高圧水を放射されたら
人間吹っ飛ぶかも知れない、と思う。
試射に立ち会う機会があるといいなぁ。
フラッシュを焚かないと、
ちょっと雰囲気が変わった。
札幌ドームには、
展望台がついている。
ドーム内から、
エスカレーターで昇り降りする。
左上に写っている楕円の窓から、
ドーム内を見下ろすことができる。
エスカレーターを昇りきったところ。
さっきの窓から下を覗くと、
こうなる。
グラウンドから、
53メートルの高さにあるそうだ。
楕円筒の反対側は、
外部に向かっている。
(お客さんの姿は、隠させていただく)
いろいろと近望、遠望できる。
天気が良ければ、
更に良い眺めであろう。
この空間も、
居室であるからには
それなりの空気調和を要する。
基本的に、
外皮部分で調節・遮断する戦法のようだ。
延長コードが、
微笑ましい。
近望は、
駐車場。
このガラス面、
汚れたら清掃しなくてはならない。
ちゃんと、
メンテナンス用の可動通路が取り付けられていたが。
がっちりハーネスをつけていても
恐ろしや。
ペリカウンター。
真夏や真冬に来なければ、
その真価はわからない。
上部は網入りガラスであった。
この画面ではわからないが、
ヒビが入ってしまっている部分もあり。
カラスが、クルミでも落としたか?
構造的にも、
設備的にも、
いろいろと興味深い。
余談。
別の通路の窓下のパネルヒーターを見ていたら、
外に林立する換気塔の面々に出会った。
ガラリですら、ない。
鳥が入らないようには
なっているんだろうけれども。
大きい施設になると、
「見どころ」も多い。
ちょろっと一周しても、
まだまだじっくり見たくなるものだ。
日頃から、
いろいろと気にして観ていれば、
イザという時にも
ちゃんと調査できるんじゃなかろうか。
イザって、
どんな時よ?
まあ、そんな時なのですわ。
(「札幌ドームの裏側(3)」おわり)