人間が居るスペースがあり、
建物本体としての「せつび」要求はある。
よって、
プラント以外の建築設備も
見ることができる。
キュービクルが
屋外に並んでいる。
バイオガス発電をしているが、
自前電力だけで完全に賄えるわけではない。
灯油タンクだって、
置いてある。
おそらく、施設内の暖房は
灯油焚きのストーブなんだろう。
ガスよりも、
扱いが容易い。
タンクは、上部軒からの落雪に備えて
屋根付きである。
屋根自体は、お手製である。
通気管の曲がり具合、
屋根鉄板の湾曲度合いを見るに、
タンク直撃の結果を受けて
後から屋根をつけたのではあるまいか。
外壁には、
換気用のガラリに設けた防風板やら、
バイオガス発電機の排気管やら、
ボイラーの煙突やら、
カンフフードやら、
たくさんの設備モノがついている。
左から、
通気口、換気口、FF給排気トップ……と並んでいる。
基礎部分には、
灯油用被覆銅管の導入部が見られる。
被覆がだいぶ劣化してきてしまっているが。
箱型発酵槽の側面には、
センサー類や、取り出し口(?)
これを開けると、何かがドバドバと出てくるのであろうか。
すごい大型車両が停まっていた。
『スラリースプレッダ』という。
消化液をタンクに満載して運び、
側面にたたんであるノズルを開いて、
畑に散布するものらしい。
ここは、堆肥化プラント。
家畜糞尿のほか、生ゴミも投入する。
発酵が進めば、
そんなに臭くはないのだ。
出来上がった堆肥は、
畑に撒く。
これ、何だっけ。
忘れた。
何かをする機械、だったはず(当たり前)。
水素関連施設にあった、
水槽。
と、冷却塔。
結構駆け足で見て回ったので、
正直な所あまり理解ができていない。
後から、
パンフとかHPとか
説明を受けながら書き取ったメモを見て
少しおさらいはするけれども。
バイオガス云々、
水素云々を語るなら、
やはり実物も見ておかなくちゃ。
ということで、
とにかく見に行った。
『見る目』が無ければ、
たとい「見て」も「視えない」ということもある。
それでも、「見て」さえいないものは「視え」っこない。
だから、観に行く。
そして、その行為は、
面白いのだ。
(「プラントに付随するいろんなせつび」おわり)

